今回は、「えっ!卵かけご飯?ならぬ、卵かけ生プリン」のお話です。
その名も「あおもり生プリン 塩カラメル」(あおもりプリンではありません)。
普通、プリンを作る際は(ざっくり言えば)、卵、牛乳、砂糖を混ぜ、その液を蒸すことで作りますよね。
しかしこのプリンは何と「牛乳プリンの上に生卵をのせる!」
卵かけご飯(TKG)ではない、卵かけプリンです(TKP)!
卵、牛乳、砂糖の三者が溶けあって作り出されるはずのプリンなのに、この「あおもり生プリン」だけは、卵が舵を握った!
生卵:「溶けあっちゃいや!私の存在を、みんなもっと知ってちょ~だい!」
そんな内なる叫びとともに、生卵の黄身が表舞台に飛び出した。
「ああ、愛し君へ」ならぬ「愛し黄身へ!」
世の中の珍しいモノを探し求める美食ハンターには、とっておきのスイーツ!。
お取り寄せ可能ですので、珍しモノ好きな方、プリンが好きな方、そして卵が大大大好きな方、ぜひ読みすすめてみて下さい!
普通に食べてほしくない! 三段階の味、変化系プリン
基本の食べ方は、①付属のエッグセパレーターで生卵の黄身を分ける。②牛乳プリンの上に黄身だけをのせる③塩カラメルソースをかけて頂く、です。
が、斜めな管理人からしたら、最初からそれはして欲しくない!
一つのプリンで3つの味を楽しんで欲しい!
3段階の味変化系プリンです!
この記事では、3つの味を楽しんで欲しいので、それぞれの味の特徴とともにお届けしています。
食べ方1:牛乳プリンそのままで、自然の大地を味わう
最初は黄身も塩カラメルものせずに、牛乳プリンそのままを味わってみてください。
ここで使用されている牛乳は、『FOODEX JAPAN2013』ご当地牛乳グランプリで金賞を受賞した「間木ノ平の薫りたつ牛乳」。
「間木ノ平の薫りたつ牛乳」は、65度で30分間の「低温殺菌処理」を施していて、牛乳の成分が変化することなく、牛乳本来の味を感じられる牛乳です。
写真ではわかりにくいのですが、バニラビーンズが入っています。
牛乳プリンから、甘い薫りがわきたちます。食べると「とっても甘~い!」
そして浮かんで来ます。緑豊かな広大な土地に広がる牧場には、のどかに暮らす牛達が。耳を澄ませば、牛たちの「モ~」という声が聞こえてくるであろう…(※あくまでも管理人のイメージです)
牛乳の美味しさ、プリンとしてのしっかりした甘さがあって、喉を通ったあとも、口の中にミルクの味が残ります。
甘いのがお好きな方は、このままでも十分楽しめるスイーツとしておすすめ。
とはいっても、まだ2つの味が楽しめますから、全部食べずに残しておいて下さい!
牛乳そのものの美味しさと甘さを存分に味わえる、甘いのが好きな方にはおすすめ!な第1段階のお味です。
食べ方2:黄身をのせて、新境地の輝く星空へ
続きまして、ここで主役「生卵」の登場です。
卵といっても、普通の卵ではない。ご覧のとおり卵が青い!
日本で一番星がきれいに見える町として、1992年に環境庁で発表された田子町。そこでつくられる薄緑色の希少な卵で、「緑の一番星」と言われています。
割ってみるとわかるのですが、黄身が大きくて、ふっくらしています(写真ではわかりにくいかも)
付属のエッグセパレーターを使用して、黄身と白身を分けます。
厚みのある光輝く黄身を、牛乳の白い大地にそっとのせます。
のせた黄身を崩して、軽く混ぜ合わせましょう!
ここにきて「生卵でしょ、味大丈夫?!」と思われる方、いらっしゃるかもしれません。
でも、大丈夫です!
あえて黄身を多めに、牛乳プリンとともに口に入れてみてください。
黄身そのものに、甘さとコクがあります。
その黄身が、牛乳プリンを優しく包み込んでいます。
率直に申しあげますと、甘さ控えめが好みな管理人にとって、牛乳プリンだけで食べた時は甘さが少し強めでした。
しかし黄身が加わった事で、プリンの甘みが抑えられ、ちょうど良い絶妙な甘さに変化していました。
さらに、口当たりもしっとり滑らか。
「なんでわざわざ、卵後のせ?」そんな疑問も、食べてみれば理由がわかります。
「自然が作り出した素材そのものの味を、存分に味わって欲しい」そんな作り手のメッセージを、黄身が主役となり、私たちに伝えてくれています。
一口食べればわかる、濃厚な黄身の圧倒的存在感。「主役は私、黄身よ」。
だからと言って、黄身が主張しすぎているわけでもない。ミルクプリンの味もしっかり残っています。
さらに、生の黄身そのものをスイーツとしておいしく食べられている事が、とても新感覚!
この黄身が、私たちを新境地に連れて行ってくれます。
たとえるなら、それまで自然の大地にいたはずが、あっという間に舞台は輝く星空へ。
さすが、「緑の一番星」と言われるだけの存在。
黄身をのせたことで、ジブリの名曲「君をのせて~♪」がどこからともなく聞こえてくるかも!
「黄身をのせた牛乳プリン」この段階で、全部食べきってしまいそうです。
でもそこはどうか我慢して、最後の塩カラメルソースに行きましょう!
生卵がお好きな方なら、おそらく好きになって頂ける!そんな第2段階のお味です。
食べ方3:塩カラメルソースで、星空から海の世界へ
いよいよ最後の第3段階!付属の塩カラメルソースをかけて頂きます。
このソースに使用されている塩は、海の幸が豊富な津軽海峡の塩。昔ながらの製法で丁寧に20時間かけてつくられています。
塩カラメルソースは、塩気と甘さがしっかり目の味ですから、少量ずつ調整してかけて下さい。
写真真ん中のように、塩カラメルソースをざっと回しかけるだけでも良いですし、写真右側のように、ソースとプリンをしっかり混ぜ合わせて食べても良いです。
塩カラメルだけにしょっぱいプリンになるのかと思いきや、ちょっと違いました。
黄身と牛乳プリンの絶妙な甘さを際だたせつつ、津軽の塩が『塩み』をばっちり主張。
つまり、黄身と牛乳の甘さがありながらも、所々で塩がしっかりアクセントとなっています。
「おぉ!また違った世界観!」塩カラメルの存在で、お口の中の印象も変わります。
たとえるなら、黄身のコクと牛乳の甘さが絶妙だった星空から、今度は一気に塩みのきいた海の世界へ!
塩カラメルの量を調整すれば、より塩のアクセントが楽しめます。
お好きな加減で、海の世界を思う存分堪能してみて下さい!
牛乳の白い大地から、黄身がおりなす一番星の夜空へ、そして塩カラメルの海の世界へ。
最初から黄身と塩カラメルソースを入れて食べたら、決して味わえない3つの味のプリンです。
1つのプリンで3つの味を味わいつくすには、少し足りないかもしれないけれど、ぜひ3段階の味をお試し下さい!
見た目も味も、インパクト抜群の甘~い贈り物!
ナチュール青森さんの『あおもり生プリン(塩カラメル)』は、1セット4個のプリンが入っています。
全体的に甘~いお味の「あおもり生プリン」。食べれば、気持ちも甘~くなります。
見た目も味もインパクトありありですから、珍しい、変わった贈り物としても最適。
このプリンは、令和元年度青森県特産品コンクールで、グランプリ(県知事賞)、令和元年度優良ふるさと食品中央コンクール新製品開発部門で、グランプリ(農林水産大臣)を受賞してます。
普通の食べ方で食べて欲しくない、1つで3つの味を味わって欲しい!、そんな「あおもり生プリン 塩カラメル」のお話でした。
ちなみに、エッグセパレーターで分けた白身は、料理に使用するのも良いですが…管理人はそのまま食しました。
「え、白身そのまま飲んだの?」
はい。でも白身だけでも、とっても美味しかったよ!
このお話が皆さんの参考になれば、とても嬉しいです!