近藤麻理恵さんのこんまりメソッドで気になる事といえば、
「ときめかないモノぜんぶ捨てるなんて、そんな事できる?」
「捨てなければ良かったって、後悔しないの?」
って事だと思います。
ブログ管理人が初めてこんまりメソッドを知った時の印象も、
「もったいなくて、そんな判断出来ない」
「ときめかないモノ全部捨てちゃったら、後悔しそう・・・」
でした。この記事では、
- 「ときめかない服、ぜんぶ捨てて、後悔しない?」
- 「ときめかない服、ぜんぶ捨てるにはどうしたら良い?」
- 「こんまりさんの片づけを、実際にやった人の意見が、聞きたい!」
といった疑問に、こんまりメソッドで、ときめかない服120着以上を処分した管理人が、お答えしています。
記事の前半では、「ときめかない服ぜんぶ捨てても後悔しない3つの理由」を、記事の後半では、「ときめかない服ぜんぶ捨てるのに大事なポイント2点」を解説しています。
この記事を読めば、服をなかなか捨てられない・片づかない状態から抜け出し、ときめく服だけ残した生活ができるようになるはずです。
後悔より、メリットの方が圧倒的に大きい
ときめかない服ぜんぶ捨てても、
後悔は、自分の想像より、ずっとずっとず~っと少ないよ!
なぜかというと、「後悔」よりも「メリット」の方が、圧倒的に大きいからです。
管理人の気持ちとして、
「捨てなきゃ良かった」:「やって良かった」=0.5:9.5の割合です。
具体的な服の枚数で言うと、
処分した服の合計は、120着以上。
その中で、捨てなきゃ良かったと悔やんだ服は、2着~3着。
片づけ前の自分が思う数より、ぜんぜん少ないですし、現在は
後悔した服ってどんなだったっけ?!
といった感じです。
ではなぜ、ときめかない服ぜんぶ捨てても、後悔しないのか。得られるメリットとは、何なのか。
その理由を3つ具体的にお話します。
「今の自分を変えたい!」「なかなか決断出来ない・・・」そんな悩みを抱えている方のヒントにも、なると思います。
ときめかない服ぜんぶ捨てても、後悔しない3つの理由
理由は、大きく3つあります。
- 後悔しない理由1:「買って後悔する服」が激減するから
- 後悔しない理由2:むやみやたらと服を買わなくなるから
- 後悔しない理由3:現状維持の自分を変えられるから
後悔しない理由1:「買って後悔する服」が激減するから
「捨てて後悔しないか」を気にしますが、実際は逆です。
買って後悔する服が激減するよ!
なぜ「買って後悔する服が激減する」のかと言うと、片づけによって、ときめかない服の傾向がわかるようになるからです。
こんまりさんの片づけをした後に、ときめいた服、ときめかなかった服を見比べてみるのです。
例えば、管理人の場合、
- 「首回りの大きい服は、ときめかなくなる事が多いな。」
- 「○○素材の服は、買った時は良かったんだけど、後悔する事多かったな。」
- 「セールで買ったけど、結局は着なかったな。」
そして、なぜときめかなかったのか、後悔したのか、その理由も見えてきます。
先ほどの例で言うと
- 首回りの大きい服:「デザインが気に入っても、肩のあたりが『だるっ』として、着心地が良くないんだよね」
- 特定の素材の服:「洗濯したら、すぐヨレる。ときめき期間が、超~短いからダメっ!」
- セールの服:「値段だけで飛びついても、無駄な買い物になっちゃうね。」
といったように。
本来、お店で買う時はときめいたはずです。
でも、実際に家で着てみたら、「ときめかない・買って後悔した」そういった服には、自分なりの理由がある事がわかってきます。
だから、気になった服があったとしても、ときめかない共通点にあてはまるのなら、買わなくなります。
「買って後悔する」が買う前にわかるので。
ちなみに皆さんは現在、タンスの中に、ときめかない服、買って後悔した服が、何枚ありますか。
10枚?20枚?もっと?。その中には共通点があるはずです。
片づけをすると、それがはっきりしてくるので、確認してみると良いです。
自分のときめき(直感)を分析する!
後悔しない理由2:むやみやたらと買う事がなるから
ときめかない服をぜんぶ捨てた後の生活では、
むやみやたらと買ってしまう事がなくなるよ!
なぜなら、持っている服の枚数や種類、ワンシーズンに必要な枚数がわかってくるからです。
例えば、
- 「ボトムは、5着あるし、トップスは、グレーが3枚、水色が1枚ある。」
- 「この一週間、外出の時は、3着で着回している。一ヶ月だと、5~6着。」
といったように。
そして、それがわかると、目的のある買い物が出来るようになります。
- 「今は足りているから、買う必要なし。」
- 「最近はセーターを着る機会が増えた。2着しかないから、買ってこよう」
このように、目的を持った買い物につながるので、「なんとなく気になって買っちゃった」「必要ないけど、買ってきてしまった」が無くなるのです。
セールやってても、見向きもしない!
後悔しない理由3:現状維持の自分を変えられるから
現状維持の自分を変えられるよ!
ここが一番、お伝えしたい部分です。
なぜ自分を変えられるのかと言うと、モノに対する執着心や、迷いのある心に、変化がおこるからです。
例えば、
- てんこもりの捨てられない服を見て、
「こんなに、決断出来ずにいたのか」優柔不断な自分を実感 →「ヤバイ!もう、やるっきゃない。」
- ときめかないけど、捨てる理由がない服に対して、
「もったいない・まだ着られる」という執着心 →「ときめかない服って事を、教えてくれたわけね!」という新しい考え方。
- 毎日身につける洋服が、ときめくモノだけだと、
「ときめかない服で、四六時中モヤモヤ気分」 →「ときめく服で、テンションアップ!」
といったように、少しずつ気持ちに新しい風が吹いてきます。
そうすると、日常の行動にも変化が出てきます。
- 下向いて、トボトボ歩く→ 鼻歌歌いながら、空を見上げて歩く
- 年間読む本は1~2冊→ビジネス書や、小説、勉強のための本を月1~3冊読む
- 「セミナー・・・参加してみたいと思う」口だけ→「よし、やってみよう!」実行
自分の心の変化が実感でき、行動にも影響してきます。
ここまで読んできた方の中には、
それでも、ときめかない服ぜんぶ捨てるなんて無理。絶対後悔する!
って思うかもしれません。
ただ、片づけによってマインドが変わるから、「捨てなきゃ良かった服」が出てきても、後悔するのは、ほんの一瞬だけ。
「まあ、いっか!しょうがないね」で、それほど深く沈む事はありません。
「もったいない」で現状維持より、思い切った行動をとって変化した方が、後悔も少ないという事がわかってきますよ。
長年、現状維持で優柔不断だった自分でも、出来ました。
「このままの自分で良いなら、ときめきは必要ない」
「ときめかない服ぜんぶ捨てる」に大事な2つの事
管理人の経験を元に、ときめかない服ぜんぶ捨てるために大切な事を、2つお伝えします。
- ときめく服だけを着て生活している自分を、イメージする
- 一回で完璧に出来なくても良い。期間をあけて複数回、挑戦する
ときめく服だけを着て生活している自分を、イメージする
ときめく服をぜんぶ捨てるのに大切な事は、
ときめく服だけを着て生活している自分を、ありありとイメージする事です。
なぜかというと、片づけの目的が、はっきりするからです。
この記事を読んで下さっている皆さんは、片づけに興味をもった方だと思います。
では、片づけたい理由は何でしょうか。
管理人の場合は、優柔不断な自分を、変えたい!ってのが理由のひとつだったよ
それがはっきりすれば、ときめかない服を捨てる事も、決断しやすくなります。
逆に、片づけの目的があいまいだと、ときめく服を残す際に、よけいな思考が邪魔してきます。
「もったいない」「まだ着られる」「後で売れるかも」
そうならない為に、ときめく服を着て生活している自分を具体的にイメージし、片づけの目的をはっきりさせるのです。
ときめく服だけを着て生活している自分をイメージする。例えば、
- 「毎朝すっきり目が覚めて、元気に散歩している自分」
- 「背筋をピンと伸ばし、楽しく仕事している自分」
といったように。
そうすれば、たとえ「まだ着られる服」であっても、
- 「ヨレヨレして、見るだけで気持ちが緩む。散歩も途中で挫折しそうだから、もう手放そう。」
- 「この服だと、汗がこもって着心地が悪い。仕事中もそれに意識がいくから処分しよう。」
といった決断につながります。
ときめかない服をぜんぶ捨てるために、ときめく服だけを着て生活している自分を具体的にイメージする
そうすると、うまくいきやすいです。
一回で完璧に出来なくても良い。期間をあけて3回挑戦する
こんまりさんは、リバウンドしないためにも、片づけは、「一気に、短期に、完璧に」とおっしゃいます。
一気に、短期に、完璧に、まずは「捨てる」を終わらせる
『人生がときめく片付けの魔法』 近藤麻理恵 サンマーク出版
しかしながら、この「完璧に」が、長年モノが捨てられずにいる人には、なかなかどうして、難しいのです。
例えるなら、登山経験のない人が、富士山に登るくらい高いハードルです。
管理人も、ときめかない服を一度で完璧に捨てられたわけではありません。
えっ、そうなの!?
はい。これまで偉そうに、お話してきましたが、一度では無理でした
「こんまりさんで片づける!」とやってみたものの、初めての片づけの時はときめかない服が、多く残っていました。
「ヤバイっ、やるっきゃない!」と思いつつも、「もったいない」「また着るかも」といった思考の存在は、小さくなかったのです。
では、どうしたのかというと、1年後、2年後と、期間をあけて複数回、挑戦していきました。
幾度かの挑戦により、すでにお話した、「後悔しない理由」を徐々に実感していったのです。
- 「全身ときめく服だと、なんか一日気分が良い!」
- 「最近、無駄に洋服を買ってない。節約にもなっている。」
そして、ときめかない服を処分する決断が、しやすくなっていったのです。
- 「もったいないで残しても、タンスの肥やしだから、処分しよう」
- 「捨ててもあまり後悔しないかも。まだ着られるけど、手放そう」
だから、なかなか決断出来なくても、「うまくいかなかった」と落ち込む必要はありません。
また、期間をあけて、挑戦してみて下さい。
それに、完璧でなくても、片づけ前に比べたらタンスの中はときめく空間になっていますし、自分の思考も自然と変わっていると思います。
具体的に言うと、「捨てる・捨てない思考」から「ときめく・残す思考」にです。
その思考で挑戦していく事で、ときめかない服より、ときめく服の方が多くなり、「ときめかない服ぜんぶ捨てた状態=ときめく服だけの状態」になれるはずです。
ポイントまとめ
ときめかない服ぜんぶ捨てても後悔しない理由は、「後悔よりメリットの方が圧倒的に大きいから」でした。
そして、そのメリットは3点。
- 買って後悔する服が激減する
- むやみやたらと服を買わなくなる
- 現状維持の自分を変えられる
実際に、「ときめかない服ぜんぶ捨てる」のに大事な点は2つ。
- ときめく服だけ着ている自分をイメージする
- 一度で完璧に出来なくて良い。期間をあけて、3回挑戦する
最後に管理人が伝えたい事
「ときめかない服ぜんぶ捨てる」のは、なかなか勇気のいる事です。
でも、何年も現状維持のぬるま湯につかりっぱなしだった管理人でも、出来ました。
一度で完璧に、ときめき判断出来なくても良いのです。
続けていく過程で、「後悔より、メリットの方が大きい。」「なんか自分、変わってきた」と実感できてくると思います。
もし今の状態が、「嫌だな、変化をおこしたい」と思うなら、やってみる価値十分です。