「キッチンスケールって持っていた方が良い?」
「1g単位で量れれば、十分じゃない?0.1g単位まで量る必要ってある?」
そんな方に向けて、キッチンスケールのお話です。
この記事を書いているブログ管理人は、もともとタニタの1g表示のキッチンスケールを使用していました。しかし改めて、0.1gまで量れる「デジタルクッキングスケール KJ-212 」を購入しました。
実際に使ってみて、「やっぱり0.1gまで量れるスケールで良かった!便利」と思っています。
記事の前半では、0.1gまで量れるタニタの「デジタルクッキングスケール KJ-212 」を選んだ理由を、記事の後半では、さらに詳しくこのスケールの仕様について、解説しています。
実際の写真を多く掲載しながら、使用する時の注意点も、わかりやすく説明しています。
これを読めば、スケール選びの参考になるだけでなく、スケール自体の便利さもお分かりいただけると思います。
タニタ「デジタルクッキングスケール KJ-212」を選んだ3つの理由
管理人のキッチンスケールの使用目的は、以下になります。
- 計量スプーンや計量カップより正確に量りたい。
- 普段の料理の時に使いたい。でもパンやお菓子作りは、あまりしない。
- 塩分やカロリーを控えた食事の時にも、使いたい。「ご飯の量は100g~120gで!」
それをふまえて、管理人がこのスケールを選んだ理由は、
- 高い計量精度だから(0.1g表示の時は、±0.2~0.3g)
- ml表示機能があるから
- シリコーンカバーで、滑らない、お手入れ簡単だから
詳しく説明していきます。
高い計量精度だから(0.1g表示の時は、±0.2~0.3g)
スケールによって、最小表示は1g、0.5g、0.1gのように異なってきます。
ではなぜ、1g単位ではなく、0.1g単位まで表示できるスケールを選んだのか。
それは、「わざわざスケールで量るのだから、できるだけ正確に計量したい」と思ったからです。
肉や野菜を量る時は、1g表示でも特に気になりません。
玉ねぎ100gでも、101gでも、ほとんど料理に影響はないからです。
しかし、塩や味噌、醤油といった調味料の場合は異なってきます。
特にレシピの味をきちんと再現したい時や、料理の基本を身につけたい時、新しいレシピを作る時など。
さらに言えば、塩分量などを考えた食事を作りたい時など。
このような場合は、しっかり調味料を量る必要があります。
1g表示のスケールを使っていた時は、
- 「0.7gや1.4gの時は、どう表示されるの?」
- 「せっかくスケールで量っているのに、これなら計量スプーンとそんなに変わらないのでは?」
というもどかしさがありました。
タニタの公式サイトで、1g表示のスケールと、0.1g表示のスケールの計量精度を比べてみます。表の部分はすべて引用です。
1g表示の「デジタルクッキングスケール KJ-P21 」では、0g~500gまでの範囲で、±2gです。
計量精度 | 0gから500gまで:±2g、500gを超え2000gまで:±3g |
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±2gですと、塩3gを量りたいときなど、かなり大きな差を感じます。
一方、今回紹介しているタニタの「デジタルクッキングスケール KJ-212」は、最小表示で微量モード(0.1g)というのがあります。
表示が0の時に「0表示/微量」ボタンを押すと、微量モードでの表示になります。逆に0.0gの時に「0表示/微量」ボタンを押すと通常表示1gに切り変わります。
最小表示 | 1g 微量モード:0.1g (0~200g) 0.5g (200~1000g) |
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以下の表をご覧いただきたいのですが、通常はかりモード(1g表示の時)では、先ほどの1gまでしか表示しない製品と計量精度は同じです。0g~500gまでで、±2gです。
しかし微量モード(0.1g)を使用した場合の計量精度は、±0.2~0.3gです。
計量精度 | 通常はかりモード 0gから500gまで:±2g、500gを超え2000gまで:±3g 微量モード(0.1g) 0gから50gまで:±0.2g、50gを超え200gまで:±0.3g 微量モード(0.5g) 0gから250gまで:±1.0g、250gを超え1000gまで:±1.5g |
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微量モード(0.1g)だと、精度がかなり高いですよね。それゆえ、0.1g表示できるこのスケールを選んだのです。
微量モードの注意点
ひとつ、ここで微量モードに関する注意点です。
微量モード時の最小表示は、計量皿に載せている重さの合計(追加計量を含む)によって変わります
取扱説明書 デジタルクッキングスケールKJ-212
微量モード時の最小表示は、ボウルと食材の重さの合計(追加計量を含む)によって変わるという事です。
最小表示 | 1g 微量モード:0.1g (0~200g) 0.5g (200~1000g) |
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「最小表示 微量モード0.1g(0~200g)」というのは、ボウルと食材の重さの合計が200gまでの時は、最小表示が0.1g単位という事です。
「微量モード0.5g(200~1000g)」というのも、ボウルと食材の重さの合計が200gを超えて1000gまでの時は、最小表示が0.5g単位という事です。1000gを超えた時は、1g単位の表示に変わります。
「微量モード0.1g(0~200g)」を、ボウルにキャベツの千切りを少しずつ載せて、具体的に説明します。
左の写真では、ボウルとキャベツの合計が200g未満なので0.1g表示です。しかしボウルとキャベツの合計が200gを超えた右の写真では、0.5g表示に変わりました。
例えば料理の時に、ボウルと肉あわせて215gが既に載った状態で、塩を2g加えたいと思ったとしても、その場合は、0.5g単位で表示されるという事です。
このように、載せている物の合計の重さによって、最小表示の単位が変わってきますので、確認が必要です。
さらに、管理人が使用していて感じた注意点も、お伝えします。
0.1g単位で量っていた時に、手の重みなどが加わって200g超えた場合、その時点で0.1g単位から0.5g単位に表示が変わってしまいます。
そうすると、手を離し、載せている物の合計が200gに達していなくても、表示は0.5g単位のままです。
さらに、載せたものをスケールから全ておろしても、表示は0.5gを維持しています。次に0.1g単位で量りたい時は、再びセットし直す必要があります。
それゆえ、使用の際は、手の重みを加えないように計量する事、最小表示の単位をよく確認する事が大事です。
少しややこしかったかもしれませんが、実際の使用は難しくありません。とりあえず、載せている物の合計が200gまでは0.1g単位で表示が可能という事です。
ml表示機能があるから
このスケールは、ml表示機能があります。
「g/ml」ボタンを押すと表示をgからmlに切り替えることができるので、牛乳や水も量れます。(公式サイトによりますと、表示は計算値との事です。)
この機能を選んだ理由は、これ一台ですべての食材の計量がすんでしまうからです。
それまで、牛乳を量りたい時は、計量カップで量っていました。
しかし、スケールで肉や野菜、調味料を量り、牛乳は計量カップで量るというのは、やっていて面倒だと感じていました。
しかし、このスケールなら水や牛乳といった液体まで量れるので、とても便利なのです。
計量カップを改めて用意する必要がありません。
取り外し可なシリコーンカバーで、滑らない、お手入れ簡単
このスケールは、シリコーンゴムカバーで、とりはずしができるようになっています。
そのため、ボウルをのせても滑る事がありません。
シリコンでないスケールですと、ボウルを乗せた時、軽く手が触れてしまった時に、ボウルが台の上で滑ったり、ずれる事がありました。
しかし、このスケールなら、その心配がありません。
さらに、シリコーンカバーは取り外しができるので、水で洗う事が出来ます。
実際に計量していると、材料をこぼして、スケールを汚してしまうことも少なくありません。
液体をスケールに垂らすこともあります。
そんな時、カバーが取り外せて水洗いができると、簡単にお手入れできます。
本体部分は汚れたらふき取り、シリコーン部分は水洗いで清潔に使える、これも選んだ理由です。
防水機能は無いの?あった方が良くない?
このスケールに、防水機能はついていません。
確かに、防水機能があった方が便利なのかもしれません。
しかし、管理人が使っている範囲では、本体にダメージを与えるほど大量の水をこぼしたり、汚す事はありません。
このスケールを購入して1年半ほどになりますが、全く壊れる事なく使用できています。(電池は当然交換しています。)
もちろん、心配な方は防水機能のあるスケールを選ぶのも、ありだと思います。
ここまで、タニタのキッチンスケールを選んだ理由をお話してきました。
もう一度まとめますと、「高い計量精度だから、ml表示機能があるから、シリコーンカバーで滑らない・お手入れ簡単だから」です。
「キッチンスケール使ってみようかな」と購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
公式サイトはこちらです。
では、ここからは、タニタの「デジタルクッキングスケール KJ-212 」について、上記以外の機能も紹介していきます。
実際の写真もたくさんありますので、ぜひこのままお読みください。
さらに詳しく!タニタの「デジタルクッキングスケール KJ-212 」
計量範囲は0~2000g
0から2000gまでの物を量ることが出来ます。それ以上の物を載せると、「EEEEE」が表示されます。
単4の電池を2本使用
単4の電池を2本使用します。(お試し用電池が2本、購入した時は入っていました)
電池が足りなくなると「Lo」と表示されますので、交換時期がわかります。
表示は大きく見やすい
だいぶ昔に購入して使用していたもの(左)と比べても、表示が大きいため(右)、分量が確認しやすいです。
0表示機能
0表示ボタンを押すと、容器の重さが差し引かれ、計量したい物の重さだけ量れます。
オートパワーオフで電源入れっぱなしを防止
同じ表示が6分続くと、自動で表示が切れます。
そのため、「うっかり消し忘れた」としても安心です。電池の節約になります。
フック穴で、ひっかけ収納可能
本体の裏にフック穴がついています。ひっかけて収納しておく事も出来ます。
最後に
0.1gまで量れるタニタの「デジタルクッキングスケール KJ-212 」を選んだ理由と使用体験をふくめた、キッチンスケールの魅力について紹介してきました。
「±0.2~0.3gと高い計量精度だから、ml表示機能で液体も量れて便利、シリコーンカバーで滑らず・洗えて清潔」という事です。
スケールを使用して調味料をしっかり量ると、いつもの料理も美味しく作れるようになります。
料理の腕をあげるツールとして持って置くのも、ありですね。
スケールを使用すると、「いつもの料理が、さらに美味しくなる!」という事については、以下の記事でも解説されていますので、ぜひ参考にして下さい。
また、ダイエットで「ご飯は控えめの100gにしよう!」と思った際も、すぐ実行できますよ。